上司のことば
今日はぼくが救われた上司の言葉について綴る
ぼくが不安で不安でどうにもならなくなった社会人1年目と2年目の時
OJTで面倒を見てくれた上司がいた
その時のぼくはとにかく謝り倒していて、自分が悪くないのに「すみません」を連呼していた
ほぼ思考停止のように枕詞が「すみません」になっていた
自分が会社にいることも生きていることも全て悪いことだと思い込んで自分を追い詰めていた
あのときは本当に生きた心地がしなかった
ある時上司にしょうもない相談をしに行った
内容はなんだったか今は思い出せない
だが、いつものように上司は的確なアドバイスをくれた
ぼくは上司の時間を奪ってしまった罪悪感からまた「すみません」と言っていた
そんな時上司はぼくに言ってくれた
「すみませんばっかりだと疲れちゃうよ」
「ありがとうでいいんだよ」
すっと肩の荷が下りた気がした
その場では堪えたが別の部屋に移動してぼくは泣いていた
本当に嬉しかった
今思うと本当にばかで使えない部下だったと思う
ぶん殴られても仕方ないくらいのことは何度もしてきた
でも上司はぼくを見捨てなかった
その姿は本当に格好良かったしぼくもこうなりたいとそう思った
まだまだポンコツで何の貢献もできていないぼくだが
心が折れそうなときはこの言葉を思い出している
一歩ずつ一歩ずつ 今日も”ありがとう”