今日からぼくは

一歩ずつ一歩ずつ

空っぽ

虚無感に苛まれることがよくある

突然心の中が空っぽになる

何もしたくなくなる

全てが無意味に感じる

 

僕はけっこうこの虚無感と付き合いが長い

だけど未だにコントロールできない

初めて感じたのは高校生のときだったかもしれない

その時は虚無感とは自覚してなかった

でも心のどこかで冷めている自分がいたのを覚えている

勢いだけで駆け抜けたから何ともなかったのかもしれない

 

大学生のときはもっと顕著だった

ネガティブで全てに億劫だった

ただ、この時も虚無感なんて言葉を知らないから自分の甘えだと思う他なかった

 

1番顕著だったのは大学院のとき

毎日が本当に辛かった

研究が辛かったというより生きていることが辛かった

早く死にたいと毎日思っていた

最近気づいたのだが、ぼくはストレスが溜まると食欲が増すらしい

大学院のときは深夜にラーメンを毎日食べていた

ただ同じ行動を繰り返すだけの思考停止の毎日だった

当然遊びも真剣にやらなかった

研究があるとかを言い訳にして遊びにも真剣にならなかったのだ

 

そして社会人になった

毎日が絶望だった

希望なんて微塵もない

自分の好きなことや楽しいことも手を抜いてきたので、何をすれば気が紛らわせられるかもわからない

とりあえず塞ぎ込むしかなかった

 

今までの人生を振り返ると本当に何もない

空っぽの人生だ

山も谷も何もない

大変だったこと、頑張ったこともない

 

でもそれも全部自分の選択だと認めるしかない

出来なかったのではなくやらなかった自分が悪い

だからこれからの人生はもう少し自分の好きなように生きてみようと思う

何か楽しいと思えることに出会えたら幸せだと思うことにする

困難を乗り越えられる自信など全くないがもう少し足掻く

 

一歩ずつ一歩ずつ