日曜日の憂鬱
ぼくは日曜日が嫌いだ
日曜日が嫌いな人は多いだろう
ただぼくの場合は社会人になる前から日曜日が嫌いだった
翌日仕事があるからではない
もちろん今はそれもあるが
どちらかというと日曜日に決まって家族の喧嘩が起こるからだ
ぼくは核家族ではない
2世帯という形で育った
祖母の実家を自分の実家として住まわせてもらっていた
そういう意味では持ち家ではない
これが原因でよく喧嘩が起こった
つまり居候を理由にいびられることが多かった
普段はなんともない仲良く暮らしている
ちょっとしたことで喧嘩が起こると引き合いに出されるのは
この居候という言葉だった
居候だから文句を言うな
これを言われると反撃のしようがない
親も逆上するしかなく喧嘩になった
これが日曜日になると必ずと言っていいほど起こった
家にいるとこの口喧嘩を聞かなければならない
だからぼくは研究室に逃げた
家に居場所がないように感じていた
だから今まで日曜日を楽しいとか待ち遠しいと思ったことは少ない
社会人になった今でもこの感情は根深い
週末は全くと言っていいほど楽しみではない
心が休まる瞬間がない
日曜になると途端に憂鬱が襲ってくる
それを忘れたくて外に行ったり勉強したりするけど身に入らない
とても苦しい
だから個人的には他の曜日に休みたい思っている
自分の休みを自分で決めるフリーランスという働き方に憧れている
自分の嫌いな日曜日を出勤日にすることができるからだ
今はこれを目標にして頑張ることにした
とはいってもスキルと呼べるものは何もないのでこれから身につけていかなければならない
何を武器にするか全く決まっていないが、気になったことをやってみることにした
考えてもわからないからやる やってみてから考える
理想に近づくために明日からも頑張る
一歩ずつ一歩ずつ